Macでユーザー名変更でしくじってログインできなくなったときの復旧手順
先日Macでユーザー名変更した時にログインができなくなってしまったときの復旧手順をなんとなく覚え書きも兼ねて書き残しておくことにしました。
(最近ブログを書くモチベーションがなかなかないのでそのリハビリも兼ねてって感じですが…)
High Sierra〜現行のCatalinaで使えることを確認してます(それ以外はわからん)
ユーザー名変更方法
今回は、自分のユーザーアカウントの表示名を変えるためにシステム環境設定のユーザーグループの詳細オプションから名前を変更をしたところ
自分のアカウントにログインできなくなったというものです。
一応Apple公式での手順は以下のものになります。
macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前を変更する
macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前は、アカウントが作成されたときに設定されますが、これらの名前は変更できます。
手順としては
1.システム環境設定(dockかAppleメニューから)→ユーザーとグループを開く。
2.変更したいアカウントを右クリック→詳細オプションを開きます。
Apple公式の手順には事前にホームフォルダを変更した後にホームフォルダとアカウント名を変更するということが書かかれてますが、
自分の表示名を変更のみで良ければフルネームの部分だけを変更し、ログアウトか再起動すればいけるみたいです。
※アカウント名自体を変更する際は、必ずApple公式の手順に書かれている通り事前にホームフォルダの名前を変更してからアカウント名とホームディレクトリの名前が一致するようにしてください。(間違えるとログインできなくなったり、ログインできても挙動がおかしくなります。また、直接ではなく別の管理用アカウントを作ったり、データをあらかじめTimemachineなどにバックアップしてから作業をするようにしてください。)
というわけで次は上記の手順でミスってログインできなくなってしまった場合の復旧方法について説明していきます。
復旧方法
一昔前は、リカバリーモードで起動し、ターミナルでresetpasswordのコマンドでrootのパスワードを初期化し、ログインしてから自分のアカウントを復旧するといった方法もあったようです。
しかし、High Sierra(?)以降ではresetpasswordコマンドでrootのパスワードをリセットできなくなったみたいなので、
macOS High Sierraで管理者を消した(消えた、通常ユーザーに戻った)場合に、管理者アカウントを復旧をする方法 | web net FORCE
先日ようやくMac OS X(いつの間にかmacOSに名前が変わっていた)のHigh Sierraを入れたのだが、その際に操作を誤って管理者ユーザーが消えてしまった。消えてしまった…
手順としては
1.Macをシングルユーザーモードで起動します。
※command+Sで起動しなくて若干あれ?ってなったのですが、調べてみると最近のモデル(2018年以降のT2チップ搭載モデル)は対応してないみたいです…
その場合は、リカバリーモード(command+R)からターミナルを起動するといった方法になるようです。
Macをシングルユーザモードで起動する
シングルユーザモードでUNIXコマンドのみを使用して、Macコンピュータを起動する手順の問題を解決します。
ターミナルを起動し、以下のコマンドをたたいていきます(♯は不要)
#mount -uw /
#rm /var/db/.AppleSetupDone
ここで、
rm /var/db/.AppleSetupDone:No such a file or directly.
と怒られてしまいました。(いける場合もあります。)
どうしたものかと思っていたのですが、以下のサイトの記事で対処することができました。
おそらくターゲットパーティションが指定されていなかったのが原因(?)
macOS High Sierraでユーザー名を変更して管理者権限を消してしまった時にアカウントを復旧をする方法!rm /var/db/.AppleSetupDone: No such file or directoryへの対処も!
先日、古いMacを取り出してクリーンインストール、High Sierraを入れました。 ところが初期設定でユーザー名を誤って入力しており、変更を試みたんです。 が、名前を変更し …
気を取り直して#mount -uw /の後から以下のコマンドをたたいていきます。
#cd /Volumes
#cd Macintosh/HD(macOSがインストールされてるディスク名)
#cd var/db
#rm .AppleSetupDone
特にエラーが出ずに終わった場合は
#reboot
で再起動します。
ようこその画面が出てくるので、後は初回起動のノリで設定していきます。
※こうなってますが、Macの初期設定が完了しましたよっていうファイルを消したことでこうなっているだけなので、既存のデータや復旧前のアカウントは残ったままです。
ログインできたら、再び環境設定のユーザーとグループの画面を開き、最初に書いたユーザー名変更手順の通りに詳細オプションの誤って変更した部分を直していきます。
(正しいパスワードを入力してもログインできなかったりした場合はパスワードのリセットをいったんしておくと良いかと。)
詳細オプションを訂正し、「このコンピュータの管理を許可」にチェックが入っていない場合はチェックを入れて完了。
おそらくこれでいけるはず(というかいけた)